XTMシリーズ

XTM Seriesは、ファイアウォールとVPN機能をベースに、アンチウイルス、不正侵入、迷惑メール対策、Webフィルタリングといった複数のセキュリティ機能を統合的に管理します。
また、新時代の脅威に必要な機能をいち早く搭載することが可能ですので、 一元化によって運用、管理をシンプルにし、低い運用コストを実現できます。

XTMの新機能

 FireboxシリーズのUTM機能を継承し、更に進化をとげた「アプリケーションコントロール」「レピュテーションブロック」の新機能が追加されました。
 さらに高速かつハイパフォーマンスな機能として3つの「1-GbEインタフェイス」を搭載することにより、より円滑でセキュアな環境をご提供いたします。

1.アプリケーションコントロール ~アプリケーション層での制限を実現~

 現在市販されている海外製アプリケーションコントロールでは、日本発の「Winny」や、アジアで普及する IM「QQ」、頻繁にバージョンアップされるアプリケーションをネットワーク上で検出・ブロックするのは難しい状況ですが、XTMは1,500以上のアプリケーションと2,300以上のシグネチャーに対応予定です。
 また、アプリケーションごとの制御や利用トラフィック調査を可能にし、ユーザー・部署ごとに個別制限も行えます。
 メッセンジャーのファイル転送のみを不可にしたり、企業のマーケティング部門のみが Twitter や Facebook にアクセス可にするなど、企業活動に支障をきたすことなく、セキュアな環境を構築できます。

2.レピュテーションブロック (Reputation Enabled Defense(RED))~ウェブ脅威からの保護強化~

 Reputation Enabled Defenseは、URLに「」「」「不明」のスコアを付ける 評判チェックを利用してセキュアなウェブブラウジングを実現します。
 このチェックは業界をリードするアンチウイルスエンジンを含む複数のフィードのデータを集めた、クラウドベースの強力な評判データベースを利用したものになり、また脅威を確認する際に、スキャンしなければならないウェブトラフィックを削減できるため、ブラウジングのスピードが上がります。評判スコアが「」のURLは安全であるため、AVスキャンを省略できます。

3.1-GbEインタフェイス

 3つの1-GbEインタフェイスによって、高速なリンクスピードを実現し、信頼できるLAN環境で運用可能。高速かつハイパフォーマンスな環境を構築することにより、ボトルネックになりがちなUTM機能を円滑に運用することが可能となります。

XTMの見える化 -Web User Interface-

 XTMの標準機能として、ネットワークへの攻撃や防御状況をリアルタイムにグラフィカル表示できます。これまでブラックボックスとなっていたセキュリティ対策を可視化することにより、ネットワークが安全に運用されていることをいつでもブラウザで確認できます。

※長期的な過去のログを確認するためには、オプションサービス「ログ集積サービス」の申込が必要となります。

他社製品との比較

XTM Seriesでは、攻撃を防御する仕組みに、OSIの全7層で通信を検知するアプリケーション・プロキシ・アーキテクチャを採用しています。一方、他のUTM製品のほとんどは、下位4層のみを検知するパケット・フィルタリングです。さらに、このアーキテクチャに、ディープ・パケット・インスペクションやステートフル・パケット・インスペクションを組み合わせて、より高度な検知を追及、他社製品では対応しきれない脅威への防御を可能にしています。

XTM Seriesは、ファイアウォールとVPN機能をベースに、アンチウイルス、不正侵入、迷惑メール対策、Webフィルタリングといった複数のセキュリティ機能を統合的に管理します。

ネットワークセキュリティに求められる全ての「機能」と「安心」を統合

ネットワークのセキュリティ対策は、いまや全ての企業にとって最優先で取り組まなければならない課題です。規模の大小にかかわらず、あらゆる企業がネットワーク攻撃にさらされ、その手口はますます巧妙化するばかりです。もしもネットワークがダウンしたり、情報漏えいなどのトラブルが発生した場合、業務に多大な支障が及ぶだけでなく、取引先や顧客の信頼を失ってしまいます。
アルテミスが提供するXTM Seriesはウイルス、不正アクセス、迷惑メール、Web閲覧管理・規制などを細かな設定をすることなく、被害を最小限に防ぐことはもちろんのこと、インターネット状況を把握することで社員の不正行為を監視し、抑制効果を発揮することで情報漏えいのリスクを軽減します。さらに、万が一トラブルによりネットワークが止まった際にも、迅速に対応することが可能です。

XTMワイヤレスモデル

XTM2シリーズは、ワイヤレスモデルもご提供しています。(XTM21-W / WTM22-W / XTM23-W)

ワイヤレスモデルには、二重帯域の802.11nなどが選択可能となり、より高度な反応性を持つ無線ネットワーク接続と範囲拡張を実現しています。

また、2.4GHzや混雑度の低い5GHZ帯域へのアクセスが可能なため、用途にあわせた帯域/通信規格の変更も可能となります。

なお、3種類(WPA2-PSK / WPA-PSK / WEP)の暗号化を使用することにより、傍受の危険を回避することができ、セキュリティ面でも安心してご利用いただけます。
ワイヤレス接続機器に合わせて暗号化を選択する事が可能なため、より多くの機器をワイヤレスで接続することが可能です。

また、最大3つのアクセスポイントが設定可能となっており、ホットスポットとしてもご利用いただけます。 3つの独立したセキュリティゾーン(VAP)により、管理者は異なるユーザグループが持つインターネットアクセス権限を個別に制御できます。

ノートパソコン、ゲーム機器(Nintendo DS、PSP等)、携帯電話(iPhone等)を無線経由でご利用いただくことも可能です。