
12月15日に任天堂から配信予定の「スーパーマリオラン」に便乗した不正アプリが大量に出回っているとトレンドマイクロより発表がありました。
トレンドマイクロによると、2016年1月から11月までに「Mario」と名前が付くアプリを9000件以上確認したという。
スーパーマリオに便乗した様々な不正アプリ
この不正アプリをインストールすると、アプリ起動時にアップデートと称して別のアプリのインストールを促すものや、実際に「Super Mario」がプレイできるものの、勝手に不要なアイコンを作成し、ポップアップ広告やバナー広告の表示、アダルトサイトや不正サイトへ誘導するものや偽のセキュリティ警告を発するものが確認されています。
また、機器の管理者権限要求される不正アプリも存在するとのことです。
<図1>不正アプリをダウンロードした際の表示画面。別のアプリインストールを促されます。(トレンドマイクロ掲載資料より引用)
さいごに
これまで任天堂では、マリオに関するスマートフォンアプリを公式には提供しておらず、今回の「スーパーマリオラン」が初となります。今年大ヒットした「ポケモンGo」のリリース前後時にも正規アプリに扮した不正/迷惑アプリが大量に出回っていた傾向にあります。
人気キャラクターや話題のゲームアプリを無料でダウンロードしてプレイできるのは魅力かもしれませんが、一方でこのような不正/迷惑アプリによる危険性があることも認識しておきましょう。
アプリをダウンロードする際は、「Google Play」や「App Store」といった運営者が分かる正規のマーケットプレースからダウンロードしましょう。