警視庁HPが一時閲覧障害に。サイバー攻撃か

     
先月に創設された警視庁公安部サイバー攻撃対策センターによると外部から大量のデータを送りつける「DDoS攻撃」が行われたと見ています。

HPが閲覧できなくなったのは4月28日午後13時20分ごろからで、同17時45分に復旧。
HP改ざんや情報流出は確認されていないとのこと。

なお、警視庁HPの管理は民間事業者に委託しているため、HPを通じて事業者が管理するサーバーに大量のデータが送りつけられたとしています。

参議院HPや国立国会図書館HPへもサイバー攻撃か

また、毎日新聞の報道によると参議院のHPも4月28日午前6時ごろから約6時間、ほぼ閲覧できない状態になったとのことです。

参院事務局は「DDoS攻撃」の可能性を指摘しています。国立国会図書館のHPも同様に4月18?4月26日まで3回にわたって閲覧障害の状態になったが関連性は不明とのことです。

DoS攻撃とDDoS攻撃の違いについて

サイバー攻撃に使われる手法の中に「Dos攻撃」と「DDoS攻撃」があります。

「Dos攻撃」とは、標的となるWebサイトに対して一か所の攻撃元から大量のトラフィックデータを送りつける攻撃手法です。

<図1>DoS攻撃のイメージ図

「DDos攻撃」とは、標的となるWebサイトに対して複数の攻撃元から大量のトラフィックデータを送りつける攻撃手法です。

<図2>DDoS攻撃のイメージ図

「DDos攻撃」の場合は、セキュリティの甘い第3者のパソコンをウイルス感染させ、踏み台とすることで大規模な攻撃ネットワークを構築し、踏み台PCを攻撃者の指令によって複数の攻撃元から標的となるWebサイトへ大量のデータを送りつける事が可能となります。

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