インターネットバンキングの不正送金事件に関する注意喚起

     

4/30、全国16の金融機関の口座約13000件について、警視庁がこれらの口座におけるインターネットバンキングアカウントの停止を要請しました。

日本国内銀行のインターネットバンキングにおける不正送金事件は、2013年には計1315件、被害総額約14億円と過去最悪の規模になっており、今回のアカウント停止要請も一度に対象となった数としてはこれまでにない規模のものです。

不正送金のためのアカウント奪取の手段としては、偽のメールやWebサイトへ誘導するものの他、近年では、PCに感染したマルウェア(ウイルス)によって、本物のインターネットバンキングのログイン画面に「偽の情報入力画面」を表示する手段が有力になっています。

各銀行では、こういった「偽の情報入力画面」にうっかり情報を入力することのないよう注意を呼びかけています。

当社からも、手元のPCにおいて、OSやアンチウイルスソフトウェアを常に最新の状態に保ち、さらにUTM等の導入により、マルウェア(ウイルス)への感染等侵入の防止策をとることを強く推奨致します。

【参考】
・不正送金事件:ネット1万3千口座停止…警視庁が要請
http://mainichi.jp/select/news/20140430k0000e040169000c.html
・ウイルス感染で盗む? 1万件超す口座情報保存 250件、事件に悪用か 警視庁
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140430/crm14043014490005-n1.htm
・法人向けインターネット・バンキングにおける不正送金にご注意!(全国銀行協会)
https://www.zenginkyo.or.jp/topic/sagijiken_ib_co/index.html
・パスワード盗むウイルス 約4万台感染(NHKニュース、インターネットアーカイブより)
https://web.archive.org/web/20140414103809/http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140414/k10013728261000.html